こんにちは!
パーソナルトレーナー兼キャリアコンサルタント
体と心の健康コンサルタント、森澤です。
生きる上で必ず必要な行動、それは呼吸です。
今回は呼吸と精神面のつながりについて解説します。
まずは呼吸について詳しく説明します。
なぜ呼吸が必要なのか?
私たちはなぜ呼吸が必要なのでしょうか?
これには「酸素」と「二酸化炭素」が関わっています。
私たちは息を吸うときに「酸素」を取り込んで、体内の血液とくっついてそれが全身、脳に運ばれたり、食べ物などの栄養を燃やすために使われます。エネルギーを出した後は「二酸化炭素」がつくられてそれが吐き出される、これが一連の呼吸の流れになります。
呼吸されているときの体の構造
呼吸をするときに体がどうなっているのか解説します。
息を吸うときは横隔膜を下げて、胸郭・肋骨が広がり肺に空気を取り込みます。
息を吐くときは横隔膜を上げて、胸郭・肋骨を閉じて空気を出していきます。
この過程でたくさんの筋肉が関与して呼吸を行っているのです。
平均の呼吸数
私たちは1日約25,000回~30,000回ほど呼吸されていると言われてます。
安静時ですと1分間平均は12回~18回ほどです。換気量が少ないとその分、呼吸回数が増えていきます。
またコントロールポーズ(CP)での呼吸チェックもあります。すぐにできるテストですので皆さんやってみてください。
1.静かに少しだけ息を吸い、静かに少しだけ息を吐く
2.空気が肺に入らないように指で鼻を押さえる
3.はじめに「はっきりと明確に息を吸いたいと感じる」
までが何秒かを測る
4.指を離し、鼻で呼吸する。息を止めた後に再び息を吸い
始めるときの呼吸量はテスト前よりも大きくならない
※呼吸が乱れた場合は息を長く止めすぎたということで正確な結果は測れていない
結果は下記のようになります。
10秒未満 | 呼吸量が非常に多い:酸素供給ができていない可能性大 |
---|---|
20秒未満 | 呼吸量が多い:運動をすると息切れ、疲労がみられることも… |
20~40秒未満 | 呼吸量ほとんど問題なし:理想的なレベルとは言えないので注意 |
40秒以上 | 非常に良い:脳や身体が最適に働き免疫力やストレス耐性も高い状態と考えられる |
呼吸と自律神経(自律神経とは)
呼吸数の増減は自律神経と大きく関係しています。
息を吸うときは交感神経、吐くときは副交感神経が優位に働きます。
交感神経が働いているときは
・興奮状態
・激しい運動中
・ストレスを抱えているときなど
副交感神経が働いているときは
・リラックス状態
・睡眠時
・食事中など
呼吸数が多い(呼吸が浅い)場合は呼吸だけで見ると交感神経優位になりやすく神経・筋肉ともに緊張しやすく、ストレスを抱えやすい体質といえます。
呼吸で精神面が改善できる?
呼吸と自律神経の面から見ると、呼吸で精神面、メンタルヘルスの改善も可能です。
精神面、メンタルヘルスの改善には
・認知・思考を変える→行動が変わる
(ストレスの元となっている事柄について認知・思考を変える→イライラしなくなる)
・行動が変わる→認知・思考が変わる
(イライラをおさえる呼吸を身につける→イライラしなって認知や思考が変わる)
この2つがあり、精神面・メンタルヘルスで悩んでいる方はこのパターンを覚えておくと良いかもしれません。
体と心はつながっている
今回は呼吸と精神面についてを書いていきましたが、やはり体と心はつながっています。
体の状態が良くないと心の面でもよくならないし、心の状態が良くならないと体も良くなりません。
これを機に精神面・メンタルヘルスに悩んでいる方は、まず呼吸から見直してみてはいかがでしょうか?
森澤海渡 もりさわかいと
1988年4月生まれ。
パーソナルトレーナーとして福岡市南区にあるPersonal Body Management株式会社に所属する。
運動を通して健康を提供するだけでなく、精神的・社会的に悩み、健康を害している人にも対応すべく、心理学・メンタルヘルス等の知識を深め、国家資格のキャリアコンサルタントを取得。
現在パーソナルトレーナーと【体と心の健康コンサルタント】として個人から企業・教育機関への支援、健康経営支援、学生トレーナーの就職支援、信頼をつかむ顧客安定支援等を行い、肉体的・精神的・社会的健康を提供している。
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