こんにちは!
パーソナルトレーナー兼キャリアコンサルタント
体と心の健康コンサルタント、森澤です。
先日のNHKあさイチの放送で人間関係がうまくいく方法としていろいろな方法が紹介されていましたね。
人間関係で悩み心の健康を害する人は多く、離職に追い込まれたり、引きこもりやうつになることもあります。
そうならないためにはその環境を抜け出すこともそうですが、働いていたりすると生活や家庭もあるのでそうそうできるものでもないですし、辞めたとしても、また次のところで同じようなことがあるかもしれません。
それを回避するために、まず私が人間関係に悩みがある方にすすめているのが、物事の受け取り方を変えることです。
受け取り方を変える
受け取り方を変えるだけで心の健康が保てることがあります。
その方法にNHKあさイチでも紹介された7つのコラム法やアイメッセージ法などすぐに取り入れやすいものがありました。
7つのコラム法
7つのコラム法とは、簡単に言うとストレスを感じたときを思い出して、7つの質問に感じたことを紙に書くという方法です。
質問①
ストレスを感じた出来事
(例)上司に今月の営業売り上げについてきつく叱られた
質問②
そのときの感情と10段階評価(怒り・悲しい・さみしい・不安・不満etc)
(例)怒り10、悲しみ7
質問③
どんなネガティブな考えが頭に浮かんだか
(例)上司はまったく私の働きぶりを見ていない!私のことが嫌いなのでは?
質問④
その根拠
(例)いっしょに現場に行くこともないし、交流が少ないから
質問⑤
考えへの反証(質問④を否定するための別の考え)
(例)そもそも私以外の社員とも現場に行っていない。たまに会話するときは優しいときもある
質問⑥
バランスのよい別の考え
(例)言い方はあまり納得していないが、私だけではなくてほかの社員にも同じように接している
質問⑦
質問②で感じた気持ちがいま何%になったか
(例)怒り3、悲しみ1
大切なのは「紙に書くこと」です。
そうすることで頭の中の感じたことが客観視できます。
どこか書き詰まったりすることも本当です。それをそのまま書くのもいいと思います。
ネガティブに考えやすい傾向にある方はこれを繰り返すことで改善できることもあります。
はじめは書くのにすごくエネルギーがいりますが頑張って書いてみてください。
こちらが7つのコラム法のシートです。ご活用ください。(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/kokoro/dl/03.pdf
アイメッセージ
アイメッセージとは、主語を「あなた」ではなく「わたし」に変えて表現することです。
これは人間関係を良好にする上で良いコミュニケーション法だと思います。
私たちは無意識に相手は私の気持ちを分かっているだろうと解釈していることが多いです。
これは特に接する時間が長い人ほど表れやすい傾向にあります。(家族間の関係や社内間など)
説明だけではわかりにくいと思いますので例でいうと、
「(あなたは)早く宿題をやりなさい!」
→「(わたしは)あなたがあまり勉強してるのを見てないから心配。宿題をやらない?」
「(あなたは)少しは家事を手伝ってよ!」
→「(わたしは)体の負担が大きくてきつくなってきたから少し家事を手伝ってくれない?」
このようになぜそう伝えたい、してほしいと思ったのかは理由があります。
その理由がアイメッセージにつながってくるのです。
そこを抜き取らずにしっかりと相手にお伝えすることが大切です。
ストレスを抱える理由に人間関係と答えた人は約3割
職場間で強い不安や悩み・ストレスを抱える理由に人間関係と答えた人は約3割ほどいます。
それほど人間関係と心の健康は相関関係にあります。
いま人間関係に悩む方がいれば今回ご紹介した7つのコラム法とアイメッセージを使って心の健康を維持していきましょう。
森澤海渡 もりさわかいと
1988年4月生まれ。
パーソナルトレーナーとして福岡市南区にあるPersonal Body Management株式会社に所属する。
運動を通して健康を提供するだけでなく、精神的・社会的に悩み、健康を害している人にも対応すべく、心理学・メンタルヘルス等の知識を深め、国家資格のキャリアコンサルタントを取得。
現在パーソナルトレーナーと【体と心の健康コンサルタント】として個人から企業・教育機関への支援、健康経営支援、学生トレーナーの就職支援、信頼をつかむ顧客安定支援等を行い、肉体的・精神的・社会的健康を提供している。
弊社の法人向けサービス
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