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健康長寿社会における運動指導者の使命 ⑭

福岡市南区のパーソナルトレーニングスペース
Personal Body Management
提携トレーナー兼管理栄養士の吉村俊亮です(^^)

 

 

このシリーズでは、僕が保有しているパーソナルトレーナーの資格であるNSCAジャパンの顧問をされている寛仁親王妃信子殿下『第2回NSCAジャパン・日本健康運動指導士会 合同学術大会』でのスピーチをご紹介していきます。

シリーズひとつひとつが長文になりますが、貴重なお話なのでよろしければご一読ください。

このシリーズは⑮まで更新予定です。

 

 

以下 Strength & Conditioning Journal(vol21,number5,june2014)から引用

 

 

健康的に歳を重ねるために

~健康長寿社会における運動指導者の使命~

 

 

導入からフォローアップまでを丁寧に誠実に

 

 

「私は運動指導をしているから来てよ」と言われるより、「もしよかったら来てみない?」と言われるほうがいいでしょう。「指導をやっているから来なさいよ」ではなくて、「来てみるといいですよ。やってみませんか?」と言われたことで、きっかけが生まれるのではと私は思います。自分自身の実感ですが・・・。

私は、トレーナーと出会ったときに、「これをやりますから、こうやってください」と言われたら多分できなかったと思います。自分が本当にガタガタだったので・・・。それで、「こういう癖がありますね」と指摘されるだけで最初は特に無理強いをされなかったことに好感をもちました。

一番に命令や指示をするということが、彼には一切ありませんでした。「ちょっとここが弱いから、ここを治しましょうね。こうやってみましょう」と言われた記憶はあります。でも、そのとき私に100を言うことはありませんでした。あるところまで出来ているようになってから、「もうちょっとこんな感じ。こんな感じで・・・」と少しずつハードルを上げていかれました。

先ほどと重複しますが、自分の歩き方、立ち方に癖がついていることに気づかせてもらえたことが、私には一番大きかったのです。癖を直すのは難しいことです。私は、7年たった今でもまだ同じことを言われます。

でも昨日、小松トレーナーは「よりよくするために言います」と宣言してくれました。「最初に会ったときより数段よくなっています。しかし、それを更に良くする為に、僕はあえて、首のことや肩のことを申し上げているのです。とはいっても、前に比べたらスタンダードが上がってきています。健康になられてよかった。マッチョになるようなトレーニングをやりたいと言われたらとても無理な状態で考えてしまう。それで身体を壊したらおしまいですから。自分は妃殿下が健康になって頂けるよう、体力づくりや痛みからの快方をお手伝いしたいと思っています」と言ってくださいました。

私もマッチョになる気はないのですが、脚にもかなり力がついて、いろいろな荷物を持って歩くことができる様になりました。自分の世代の人たちが持てないものを持てて、支えられないものを支えられるようになっています。50代になって筋肉がつかないというのは嘘だと、私自身の実体験でわかりました。

 

 

Strength & Conditioning Journal(vol21,number5,june2014)から引用

 

 

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