アスリートとドーピング
アスリートが注意すべきドーピングについて
ドーピングとは「競技能力を向上させるために、薬物を使用したりそれらの使用を隠したりして、意図的に自分だけが優位に立ち、勝利を得ようとする行為」のことを言います。昔は興奮剤を使用することが多かったのですが、科学や医学の進歩と共に使用される物質や方法は多岐にわたるようになってきました。
日本国内においてのドーピング陽性事例のほとんどは意図的な違反ではなく【うっかりドーピング】と呼ばれるものです。しかし、たとえ【うっかりドーピング】だったとしても結果としてドーピングの陽性反応が出てしまうとアスリートは窮地に立たされてしまうのです。当パーソナルトレーニングジムでは皆様にそのような経験をしてほしくないという想いからドーピングについての理解を深めていただくと共に専門家に相談できる環境を提供させて頂きます。
▼うっかりドーピング
うっかりドーピングとは
医薬品や健康食品・サプリマントなどの関する情報不足から、誤ってドーピング陽性物質を摂取してしまうことでドーピングの陽性反応が出てしまった事例のことを言います。最近ではサプリメント(健康補助食品)による事例が多くみられます。アスリートの大半は何かしらのサプリメントを摂取しているというデータがありますが、大変厳しい製造姿勢のもとで作られる医薬品と異なり、サプリメントには様々な物質が混ざりこむ危険性もあるのです。アスリートは医薬品やサプリメントだけに関わらず日頃から自身が摂取する食材に対しては十分な注意を払う必要があるのです。初めて摂取するものや薬やサプリメントを摂取する際にはドーピングの専門家(公認スポーツファーマシスト)に相談しましょう。
▼公認スポーツファーマシストについて
公認スポーツファーマシストとは
最新のアンチ・ドーピング規則に関する知識を有する薬剤師のことで、アスリートが体調を崩した際に使用する薬、日常で使用する薬やサプリメントなどにドーピングの陽性反応が出る成分が含まれないかの相談なども受け付けられています。その他、アスリートや学校教育の場でドーピングに関する情報提供・啓発活動を行っているそうです。近年ではアスリートだけに関わらず、スポーツ愛好家の方や健康的にスポーツを楽しまれている方からの相談も多数寄せられることから、健康相談やスポーツを行う上での医薬品の適正使用の相談及び情報提供も活発化してきています。
▼Personal Body Management株式会社 提携スポーツファーマシスト 清水敦
提携スポーツファーマシストのご紹介
氏名:清水敦
所属:いずみ薬局(福岡市南区大橋4-8-1)
TEL:092-562-3055 Mail:a.izumi23@gmail.com
資格:薬剤師・JADA公認スポーツファーマシスト
スポーツ歴:ラグビー・テニス
生きがい:山笠(西流れ・綱場町)スポーツ観戦(野球・ラグビー)・音楽鑑賞
連携団体:西日本鉄道陸上部・九州電力ラグビー部
講師歴:市民講座・高学校・専門学校・大学・PTA・指導者研修会・製薬企業・サプリメント販売会社など
▼スポーツと医薬品の副作用について
日本にはとても多くのマラソン愛好家がいらっしゃいます。マラソン自体は身体にも精神的にも健康になるとても良いスポーツであると思います。しかしスポーツファーマシストの目線から観ると心配事があります。
それは、痛み止めの薬を服用されているマラソン愛好家が非常に多いということです。痛み止めの中でも「非ステロイド系消炎鎮痛薬」と言われる薬を服用した場合、腎臓を大きく痛めつけてしまう可能性があります。
ただでさえマラソンで大量の汗をかき血流が低下しているところに、薬の影響でさらに腎臓への血流の低下が引き起こされてしまう・・・最悪の場合、重篤な腎不全に陥る可能性もあるのです。
その他にも副作用で脱水やめまい・ふらつきなどを引き起こす薬もあるのです。もちろんこれらはマラソンに限ったことではありません。誤った薬の選択や使用方法によってはどのようなスポーツであっても健康を害してしまうことがあり得るのです。
スポーツとは健康で幸せな生活を送るには必要不可欠なとても素晴らしいことです。医薬品の誤った使用方法で健康被害が発生しないようにしたいものですね。
ご不安なことがありましたらお気軽にお問い合わせください。