姿勢が歪み、猫背になると身体に悪影響が出るということは皆さんすでにご存知かもしれません。
なぜ猫背になると身体に悪影響が出るんでしょうか?
ここに関しては意外と知らない方が多いようです。
正しい姿勢
猫背による悪影響の原因を知るためにはまず正しい姿勢を知る必要があります。
正しい姿勢とはどういった姿勢をいうのでしょうか?
まずは横から見た正しい姿勢を説明していきます。
横から見た正しい姿勢はくるぶし、膝、股関節、肩、頭が一直線になっているのが正しい姿勢です。
正面から見た正しい姿勢はくるぶしの中央、膝の中央、へそ、胸の中央、鼻が一直線になっているのが正しい姿勢です。
この姿勢の状態は前後、左右の筋肉のバランスが均等になっている状態でどこか局所的に(肩や腰、膝など)負担がない状態です。
姿勢と筋肉
極論、なぜ姿勢が歪むかというと前後、また左右の筋肉のバランスが崩れるからです。
筋肉は骨についているため、筋肉が短くなったり、長くなったりすることで骨は動くのです。
筋肉は『相反性神経支配』という仕組みのもと働いています。
例で挙げると腕の前の筋肉(上腕二頭筋)が短縮、短くなっているときにその反対の腕の裏の筋肉(上腕三頭筋)は長くなっているということを相反性神経支配といいます。
文字にすると難しくみえますので画像で見てみましょう。
腕の前の筋肉(上腕二頭筋)が短くなって、腕の裏の筋肉(上腕三頭筋)が長くなっている状態
姿勢で大げさですが例で挙げると画像で見て右側が短くなって左側が長くなっています。
これからわかるように姿勢の歪みの原因は筋肉と密接な関係にあります。
筋肉のバランスが原因で姿勢は猫背になったり歪みが起きたりするのです。
猫背による体に対する悪影響
ここまでお読みになって正しい姿勢と姿勢が歪む理由がわかったかと思われます。
では姿勢が歪み、猫背などになることで身体にどういう影響がくるのでしょうか?
では代表的な例をとって説明させていただきます。
・骨盤猫背
この骨盤猫背は骨盤が倒れ前に移動することで背中が後ろに倒れ、姿勢のバランスを保つ最も多い猫背です。このような姿勢になると腰や膝周辺に常にストレスがかかり必然的に腰痛や膝痛を起こしやすい姿勢になっています。
・首猫背
この首猫背は肩の位置から首が前方に出ている猫背です。
デスクワークを行う方に多く見られます。頭の重さは平均5キロ程度の重さがあります。これが肩から離れてしまい、それを支えるために首、肩回りの筋肉が余計にストレスがかかり、必然的に肩こり、首こりを起こしやすい姿勢になっています。
・ニーイン・トューアウト
ニーイン・トューアウトとはつま先が外を向き、膝が内に入っている姿勢です。
この姿勢は女性に多く見られます。膝が通常より内側に入ってしまい、必然的に膝痛が起こりやすい状態になっています。
このように姿勢が歪むことによりその時点で肩や腰、膝などを痛めてしまうような状態になっているのです。
姿勢を改善するために
猫背などの姿勢を改善していくためにはまず自身の姿勢を知ることが大事です。
ご自身で正確に姿勢を判断するのは難しいと思います。
そのためにPersonal Body Managementは姿勢分析器『Peek a body』をご用意しております。
姿勢によって硬くなっている筋肉、弱い筋肉などがわかり、それにより運動法も一人一人変わってきます。
これからご紹介する運動は『首猫背』の方には非常によいエクササイズです。
ヘッドプレス
福岡市のパーソナルトレーニングジムPersonal Body Managementは姿勢、猫背にこだわって運動、トレーニング指導をしております。
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