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【祝甲子園出場!】野球選手のトレーニング方法

福岡市のパーソナルトレーニングジム、Personal Body Managementの中村治人です。

春の選抜甲子園が始まりましたね。高校球児にとっては夢の舞台、私も白球を追っていたことがありました。坊主だった頃が懐かしいです。。。

 

大会創設100年を迎える第96回春のセンバツ高校野球大会の参加選手の中に、PBM卒業生がいます。PBMでは学生選手のアスリート選手のサポートを行っております。今回は当時のトレーニング内容を簡単に振り返りながら、未来の高校球児へ良いアドバイスにでもなればいいかなと思い、急にブログを書いてみました!最後に彼のPBM在籍時のトレーニングを振り返りたいと思います。

◆最高のコンディショニングが最高の練習クオリティをつくる!

筋力トレーニング≠パフォーマンスアップ

今回のポイントはこれにつきます。昨今ではチーム単位や個人でもアスリートがトレーニングを行っています。有名なところでは、サッカーの長友佑都選手がヨガに通り組んでいたりされました。それぐらいアスリートとトレーニングは切っても切れない関係となりました。

少し前までは、

「ピッチャーは筋トレはダメだ」

「筋トレは体が固くなるからやめたほうがいい」

と言われていましたが、そのようなこともなくなってきたのではないでしょうか?


 

パフォーマンスを高める要素

可動域が狭くなる原因として考えられる原因は、パフォーマンスピラミッドでいうところの一番下の土台になる部分のトレーニングが足りていない可能性があります。

特にモビリティは、すべてのトレーニングを行う上で、まず達成しなければならない要素です。モビリティ=可動性が低下している状態でパワーをつけるウエイトトレーニングを行うと狭い可動域でのトレーニングとなり、筋肉へのストレッチが不足してしまいます。

効率のいいトレーニングはしっかりとした根拠に基づく必要があります。ただ、むやみやたらに追い込むようなトレーニングだけでは選手や球児達の身体は強くなりません。

パフォーマンスピラミッドの詳細はこちらから


◆選手の現状を評価することがトレーニング効率を最大現に引き上げる

現状を正しくとらえることが選手トレーニングの効率を引き上げます。

野球選手のスキルが向上できない習慣の一つに「ケガ」がありますが、現状の評価をおろそかにしたままのトレーニングは選手たちへ負担を強いてしまうだけになりかねません。

運動機能障害や慢性疼痛…ケガにはいろいろなとらえ方があります。
出会いがしらのケガに関しては、防ぐことはかなり難しいです。野球でいうとデットボール(身体にボールが当たること)による骨折はなかなか防げません。

一方、腰痛や投球によるひじや肩の痛みはトレーニングで予防することはできます。それは原因に身体の機能異常があるからと考えるからです。機能異常とは、関節の可動性や安定性の不足や簡単な動作(しゃがむ、腕を上げるなど)がとれないことです。ここを改善することできれば、ケガを防ぐことが出来るかもしれません。

怪我をしてしまうと練習が出来ません。練習が出来なければパフォーマンスは上がりません。

高校野球を例にするならば、スクワットだけをしていてもピッチャーの球速は速くなりません。腕を速く振ってボールを強く投げる「練習」をしなければ決して速くなりません。

スクワット≦投球練習(≒遠投や塁間で思いっきり投げる)

あくまで優先順位のお話ではあるのですが、純粋な高校野球選手はスクワットと投球練習の優先順位を逆にとらえている選手を何人か見てきました。(球速を速くするためには?という質問に下半身を強化するという回答が一番多い印象です。)繰り返しますが一番大事なことは、腕を強く振るための体力(コンディショニング)が必要なのです。

そこで、なぜ腕を強く振れないのかを考えたときに、基本的な動作が以外と出来ていないことが原因であったりすることがあります。そこかから下半身の体力不足や可動域不足の問題が出てくるのです。

PBMがアスリートに対して初期チェックとして、FMS(ファンクショナルムーブメントスクリーン)という7つの簡単な動作を行うテストを基本的には実施しています。これにより選手の動作の中で弱点を明確に区分けし、スポーツ障害と原因となりうる可動性や安定性の問題対して、プロのトレーナー目線で的確に修正のためのエクササイズを行っていきます。質の高い練習を行うことが、最大の成果(パフォーマンスアップ)につながります。

FMS「オーバーヘッドスクワッド」
(全身の可動性&安定性チェック)

少年野球チームにてFMS測定会

◆腰痛でバッドが振れない日々だった

さて、甲子園の話に戻りますが、某選手がPBMへ来たきっかけ選手の腰痛の問題でした。野球選手にとって腰痛は致命的です。

トレーニングスタート時の彼の身体は、FMSの結果、可動性等に問題があり腰痛が起こりやすい使い方をしていました。その状態でバットを振っていては腰痛が繰り返し起こるのは…という印象でした。そこで、弱点となる部分への緊張を落とすようなアプローチを入れながら、弱化してしまっている筋肉へのトレーニングをひたすら行いました。入学直前の終盤では、実践を意識して複合的な動きを取り入れて引き続き弱点部分へアプローチを行いました。高校に入ってからの彼の活躍は昨日しっかりと見せてくれました。(サヨナラ打の殊勲賞は予想できませんでした(;^_^A)インタビューでもしっかりとチームの要の選手としての自覚も感じられ大人になったなあと感慨深くなりました。また、一番うれしかったのは、昨夏の甲子園での敗退を糧にしていてくれたことです。先輩達の思いを胸に秘めてグラウンドに立つ姿は立派だったなと思います。今大会で九州、大分代表としてますますの活躍を期待したいです。

 

 

今後も陰ながら応援をしていきたいなと思います。また、ジュニアアスリートで何かお悩みの方がいらっしゃいましたら、もしかしたら私たちが何かサポートできることもあるかと思いますので、お気軽にご相談くださいね。ここまでお読みいただきましてありがとうございました。