福岡市南区のパーソナルトレーニングスペース
Personal Body Management
提携トレーナー兼管理栄養士の吉村俊亮です(^^)
このシリーズでは、僕が保有しているパーソナルトレーナーの資格であるNSCAジャパンの顧問をされている寛仁親王妃信子殿下の『第2回NSCAジャパン・日本健康運動指導士会 合同学術大会』でのスピーチをご紹介していきます。
シリーズひとつひとつが長文になりますが、貴重なお話なのでよろしければご一読ください。
以下 Strength & Conditioning Journal(vol21,number5,june2014)から引用
健康的に歳を重ねるために
~健康長寿社会における運動指導者の使命~
7年の進歩と信頼関係
私自身、ここまで状態が悪いとは思っておりませんでしたが、7年前を振り返って考えてみますと、今日この学術大会の登壇にあたって、私はどれくらい悪かったのでしょうね(笑)と伺ったところ、最初のころは「まあ、自分のクライアントの中では悪いほうかな~」というくらいのお話でした。しばらく慣れてくると、「はい。ワースト3の中の1人だったかな」とその言葉のワーストの意味には、最初の状態のままでは、危険という意味も含まれていたそうです。「ワースト3の中の1人です」と言われるのとでは気持ちが違います。トレーナーは多分、私に精神力・体力が備わってきた今だから話してくれたのでしょう。気力というものは健康によって左右されますし、私も体力とともに様々な体力がついてきたのでしょう。トレーナーの「まあ、妃殿下がワーストでしたね」の一言を、自分でも「ああ、やはりワーストだったのね」と今は、明るく受け入れられたのですから自分自身驚きました。
長い年月の中で、私をここまで引き上げてくださって、今ならば「心身ともにワーストだった」という事実を私自身が理解し、受け止められるとトレーナーが判断したので、「ワーストでしたね。今は笑えますけど・・・」と言われたのではないかと思います。メンタルの部分で私が受け止められるだけの気力を得たということを判断し、私にボールを投げてくれたのだと思います。「ああ、私はそこまで回復したのか。トレーナーがこれほどオープンに接してくださるまでに力が快復できた」という感謝の気持ちでいっぱいになりました。
それまでは、いっさい核心にふれることはありませんでした。小松トレーナーに会って、「おはようございます」とか「こんにちは」で始まり、トレーニングに入ったときに、軽く体にふれて、「今日は何をなさっていましたか?疲れていますか?」とか「長く椅子に座っていましたか?」等と、ちょっとしたことも見抜かれます。見抜かれる分、私も「腰がちょっと痛いです」と遠慮なく伝えることができます。その信頼関係というものが大きく結果として実ったと思っています。
運動の仕方を説明するだけ、運動の技術を説明するだけではなくて、相手の心を知る、クライアントの心を理解して受けとめる、その心がトレーナーにも必要だと思います。7年の年月が過ぎましたのは、トレーナーも理解して下さる、指導を受ける方もトレーナーの気持ちを理解できるという関係になりました。お互いのキャッチボールが大きな軸となり力になり、信頼関係は絶大なものが出来上がりました。
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