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健康長寿社会における運動指導者の使命 ③

福岡市南区のパーソナルトレーニングスペース
Personal Body Management
提携トレーナー兼管理栄養士の吉村俊亮です(^^)

 

 

このシリーズでは、僕が保有しているパーソナルトレーナーの資格であるNSCAジャパンの顧問をされている寛仁親王妃信子殿下『第2回NSCAジャパン・日本健康運動指導士会 合同学術大会』でのスピーチをご紹介していきます。

シリーズひとつひとつが長文になりますが、貴重なお話なのでよろしければご一読ください。

 

 

以下 Strength & Conditioning Journal(vol21,number5,june2014)から引用

 

 

健康的に歳を重ねるために

~健康長寿社会における運動指導者の使命~

 

まずは自分の癖やゆがみへの”気づき”から

 

 

私が最初に行ったのは、トレーニングとは程遠い内容でした。ジムでは、チューブを使って、あるいはマットの上で、マシーンで皆様が本当に熱心に運動なさっているのを横目に見ながら、ジムの隅でストレッチなどの練習を始めました。

私が、小松トレーナーに何より感謝しているのは、まず私自身の体調なり、筋肉なり、癖なり、よじれなり、ねじれなり、トレーナーがまず全部に触れて、傾聴し、悪いところはどこかということをトレーナー自身がよく理解し、メンタル的なことも含め、ストレス性喘息も抱えておりましたのでスロースタートし、行ってくださったことです。そして、どうして身体がこの状態になったのか、最初は全て話されず、始める意欲がでてきたときに身体がどうねじれているのかを丁寧に説明してくださいました。また、単に歩くということでも、「歩きなさい」ではなくて、「妃殿下の歩き方は、ここに癖がありますからここを直しましょう」とトレッドミルで歩き方そのものから指導して頂きました。

正直なところ、私は自分の歩き方に癖があるということを理解しておりませんでした。歩き方は自己流でした。”誰でも歩きやすいように歩いているのだからそれで大丈夫なのではないかな”、と誤解をしておりました。しかし、間違った歩き方によって、更に身体のバランスが崩れ疲れやすくなり、痛みがでたりすることも教えて頂きました。「今の歩き方、ここに癖がありますね。この癖は前にも指摘したところですが、今日もこの練習をしていきましょうね」と言われると、「あっ! 直っていないのね。この癖と長いつきあいをしてきたのね!」長年の癖は簡単には治らないことを実感致しました。一つ一つ小さなことをもトレーナーの方から指摘して頂いて、ただ歩けばいいのではないということ等身をもって知ることができたように思います。

立つときも、どのように立ったらよいかというポイント等もご指導頂きました。「自分の好きなように立てばいいじゃないの」と思っていることも、教えられると、「ああ、ここにポイントを置いて立てば、上方からパッと肩を押された時でも揺らがないのね」ということがわかります。体のパーツの位置、足の重心の位置といったところまで紐解いて教えて頂きました。

資格を持っている方にありがちなのは、一定レベルの運動を参加者に運動開始の際に「さあ、これをやりましょう」という導入です。参加者は運動を必要としている人たちですが、同じレベルにいる人が少ないのが実情です。正直、私のお仲間たちもそうですが、0(ゼロ)の場合はまず1,2,3と上がっていきます。起点が0どころかマイナス50くらいの方もいらっしゃいますし、マイナス100の方もいらっしゃいます。マイナスの大きさを、運動開始の時点で指導者がよく理解して頂くことが重要です。マイナスのクライアントの方を0ベースのスタートにするためには何から始めたらよいか、どのように指導したら良いかということを、小松トレーナーは、如何なるときもしっかり考えて下さいました。

 

 

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