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健康長寿社会における運動指導者の使命 ⑨

福岡市南区のパーソナルトレーニングスペース
Personal Body Management
提携トレーナー兼管理栄養士の吉村俊亮です(^^)

 

 

このシリーズでは、僕が保有しているパーソナルトレーナーの資格であるNSCAジャパンの顧問をされている寛仁親王妃信子殿下『第2回NSCAジャパン・日本健康運動指導士会 合同学術大会』でのスピーチをご紹介していきます。

シリーズひとつひとつが長文になりますが、貴重なお話なのでよろしければご一読ください。

このシリーズは⑮まで更新予定です。

 

 

以下 Strength & Conditioning Journal(vol21,number5,june2014)から引用

 

 

健康的に歳を重ねるために

~健康長寿社会における運動指導者の使命~

 

 

運動指導者の導き

 

 

リサーチとして、お仲間たちがジムのトレーニングに通う中で悩んでいる話を聞いてみました。悩みの多くはジムに行ったらマシーンを使わなくてはならない、遅れて始めたので仲間に入れない、他の方と同じレベルで始めなければならないのが辛いといったことのようです。此処は、サーキットトレーニングだけです等、ジムによって異なるローカルルールやマニュアルがあり、クライアントにルールの説明ができないで「決まりですから」とクライアントが納得できないこともあるようです。

私は、運良くパーソナルでトレーニングをしておりますので、私の体力に合ったメニューを選んで頂いています。例えばチューブ一つでも、疲れていると思われるときは色が変わりブルーのチューブに、体力に余裕がありそうだと思われると黒いチューブで運動したり致します。黒のチューブがこなせるようになって、「黒のチューブでもやれる」ということが自信につながったり、話題になったり致します。腰が痛いから、手が上がらないから膝が痛い・・・という方は私の仲間でも増えてきました。その状態になる前に運動が必要なのだと思います。痛いからやらないのではなく、体が痛まない運動を選択してあげる、体の中で機能しない場所があれば、機能するように手助けしてあげる、運動することによって自分たちが長く健康でいられるということを皆様が指導の中で示して差し上げて下さい。クライアントと信頼関係が出来て互いにキャッチボールが出来て理解に繋がるでしょう。

人によっては咀嚼しないと何のためのトレーニングかを理解することが難しいのです。どのように指導するかが指導者に問われていると感じております。

ジム、トレーニング、サークルといったものは、意外に私たちの世代にはハードルが高く、どんなきっかけで運動をはじめたらよいのかというのが大きな問題だと思います。

言葉に惑わされることもよくあります。ジムなどよっては、「腹筋が割れる!」「ウエストサイズが-cm!」といったキャッチコピーが使われます。しかし、ウエストが何センチも減ったからといって、その人に合わないトレーニングをして腰を痛めたり、筋肉を傷めたりしたらゼロに戻ってしまいます。怪我をしにくい健康な日本人を多くご指導ください。またアスリートの指導にも同様に心がけて差し上げて下さい。皆様の指導力を多くの方が必要としていらっしゃいます。期待しております。

クライアントを、どのように指導すれば心地よく歩いたり、まっすぐ立てたり、適切な体勢で体を動かすことができるかの方法を紐解いてあげるのも皆様の力だと思います。指導者の大事なことは言葉だけでなく、実技を見せることも大事です。またクライアントの気持ち・体力・体調を理解し、心からクライアントの状態を皆様が理解して差し上げて下さい。ご自身の心の深さがクライアントを導き、互いに理解しあい信頼関係の構築がトレーナーや指導者の方々に求められるものと思います。

 

 

Strength & Conditioning Journal(vol21,number5,june2014)から引用

 

 

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