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Personal Body Management株式会社
トレーナー兼管理栄養士の吉村俊亮です(^^)
※現在の施設とは異なります
1月はプロ野球チームのキャンプシーズンということもあり、連日プロ選手のトレーニングや栄養管理の情報がニュースとなっていますね。
そのなかでも現在、福岡ソフトバンクホークスに所属する柳田選手の食事方法が話題となっていますので、この食事方法の問題点について解説したいと思います。
柳田選手の食事方法とは
まず柳田選手の食事方法については、以下のようなものだったようです。
> 朝は白身だけのゆで卵8個分と野菜や果物、昼は鶏の胸肉入りのサラダ、夜も鶏肉や魚などを食べ続けた。
「食事制限は初めて。シーザーサラダばっかりだったし、朝から、ゆで卵8個はマジ地獄。最後は見たくなかった」。
プロテイン3度も加えた1日6食で、ノルマはタンパク質200グラム(1日分)の摂取だ。
厚生労働省が推奨する成人男性の摂取量(50グラム)の4倍。炭水化物を抜いて脂肪を燃焼させ、タンパク質で筋肉量を増やしたのだ。
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「朝からゆで卵8個はマジ地獄」ソフトB柳田 肉体改造 キャリアハイを
まず結論から述べますと、この方法は一般のスポーツ選手にはおすすめできないものと言えます。
炭水化物(糖質)と脂質をできるだけ少なくして、タンパク質をかなり多く摂取しているようですが、まず糖質はスポーツ選手の身体を動かすために大切なエネルギー源となり必要なものです。
通常糖質が不足すると脂質(体脂肪)をエネルギー源として使い始めるまで時間がかかるので、筋肉を分解してエネルギー源にして身体を動かします。
脂質も身体の機能を維持するために必要なもので、柳田選手の食事方法のように脂質を制限してしまうと、強度の高い運動時だけでなく、日常の生活の中でも身体のなかの脂質を使うのをやめて、筋肉を分解してエネルギーを生み出すようになってしまいます。
これは「糖新生」というもので、筋肉を分解してできたアミノ酸からエネルギーを作る働きです。
この糖新生で生み出される「ケトン体」と呼ばれるものも脳や筋肉のエネルギーになるのですが、身体を動かすための筋肉を削る形でエネルギーを作り出すこの食事方法は、スポーツパフォーマンスの向上という観点からみると推奨することはできません。
また「朝食の果物で糖質を摂取している」という考えもできますが、果物の糖質(果糖)は糖質のなかでもエネルギーとして使われにくいもので、筋肉で使われず脂肪として蓄える経路を辿りやすく、運動では使われにくく、1日に多くのたんぱく質摂取していたとしても、糖質や脂質からの摂取エネルギーが少ないため、エネルギー消費量を考えると摂取量自体が少ないので、筋肉を作るよりも運動するためのエネルギーとして消費されていると考えられます。
> 故障防止のために初めて上半身のウエートトレーニングも始めた。体重93・6キロと増減なしだが、体つきは引き締まり「筋力も増えているし、強くなっている」と手応えを口にした。
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「朝からゆで卵8個はマジ地獄」ソフトB柳田 肉体改造 キャリアハイを
こちら同記事中の柳田選手のコメントですが、記事中に骨格筋量や体脂肪量について書かれてはいませんでしたが、記事を見る限りの個人的な見解では、体組成はスポーツ選手にとってはマイナスの方向にいっているのではないかと感じます。
まだこの食事期間が1週間という短いスパンであるので、大きな怪我等には直接繋がることも少ないかと思います。
しかし、成長期であるジュニアの選手は真似は絶対にしないようにしてください!!
次回はこの食事法の改善点をご紹介致します(^^)
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