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コレステロールがアスリートに与える影響

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福岡市南区長丘のパーソナルトレーニングスタジオ

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トレーナー兼管理栄養士の吉村俊亮です(^^)

 

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※現在の施設とは異なります

 

今回はコレステロールがアスリートに与える影響について書いていきます。

アスリートのパフォーマンスアップにあまり関係ないイメージを持たれやすいコレステロールですが、実は筋肉をつけたり、競技パフォーマンスの向上の効果がある「ステロイドホルモン」もコレステロールを材料に作られています。

よくドーピングの話題でも、このステロイドホルモンは聞きますね。それとの違いも簡単にご説明致します!!

 

 

コレステロールとは?

 

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コレステロールとは、脂質の一種であり、動物性のステロールのことを言います。

栄養学的にはステロール、トリアシルグリセロール、リン脂質の総称を脂質と呼んでいます。ちなみに、植物性のステロールには、エルゴステロールとシトステロールがあります。

コレステロールは細胞膜に欠かせない成分であり、胆汁酸やステロイドホルモンの材料としても欠かせません。

 

 

どんな食べ物に多く含まれているのか?

 

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コレステロールは動物性のステロールのことですので、動物性の食品には含まれていますが、中でも多いのが卵や魚卵、内臓を一緒に食べるような食品に多く含まれています。

 

悪玉コレステロール、善玉コレステロールについて

 

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コレステロールについて皆さんがよく耳にするのは、悪玉コレステロールと善玉コレステロールだと思います。

悪玉コレステロールとは、LDLコレステロールのことで、肝臓で作られたコレステロールを抹消組織に運ぶ役割を持っています。

抹消組織で吸収できないくらいコレステロールの血中濃度が高いと、動脈硬化症や脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病になるリスクが非常に高くなります。

また、アスリートであれば心臓や脳への血流量の低下によるパフォーマンスの低下にも繋がりかねません。

一方、善玉コレステロールとは、HDLコレステロールのことで抹消組織のコレステロールを肝臓に運び、胆汁酸として体外へ排出する役割を持っています。

ですので、悪玉コレステロールが原因で起こる疾患などの予防に繋がります。

 

 

適切なコレステロール値とは?

 

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平成22 年、23 年国民健康・栄養調査の結果、日本人3049 歳でコレステロールの1日の摂取量の中央値は、男性で297mg/日、女性で263 mg/日でした。

コレステロールの摂取量は低めに抑えることがよいとされていますが、1日にこれぐらいは摂取しましょうという目標量を決めるには、十分な科学的根拠が得られなかったため、目標量は決められていません。

しかし、コレステロールは動物性のたんぱく質が多く含まれる食品に多く含まれているため、コレステロールの摂取量を制限するとたんぱく質不足になる可能性があり、特に高齢者では低栄養になる可能性があるので注意が必要です。

 

 

脂質の種類による血中LDLコレステロール、HDLコレステロールへの影響

 

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脂質はグリセロールと脂肪酸でできており、この脂肪酸の種類によってLDLコレステロールとHDLコレステロールの血中濃度は影響を受けます。

脂肪酸は大きく分けると飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類され、ラードやヘッドなどに多く含まれる飽和脂肪酸はコレステロールの増加に繋がります。

また、不飽和脂肪酸であるオリーブオイルなどに多く含まれるオレイン酸は一価不飽和脂肪酸に分類され、LDLコレステロールを減少させ、HDLコレステロールを減少させない働きがあります。

そして、多価不飽和脂肪酸と呼ばれるイコサペンタエンサン(EPA)とドコサヘキサエンサン(DHA)は油を多く含む魚に多く含まれ、HDLコレステロールを増加させ、動脈硬化の予防に繋がります。

また、とうもろこしや大豆などの植物性の油にも不飽和脂肪酸は多く含まれ、LDLコレステロールを減少させる働きはありますが、摂り過ぎるとHDLコレステロールも減少させてしまうので注意が必要です。

 

コレステロール摂取量の上限値の撤廃

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コレステロールは数年前まで摂り過ぎは良くないとされ、摂取量に上限値が設けられていました。

しかし、厚生労働省が出している日本人の食事摂取基準2015年度版から、コレステロールの上限値が撤廃されました。

コレステロールは体内で合成できる脂質であり、体重50 kg の人で600~650 mg/日程度が生産されています。摂取されたコレステロールの40~60% が吸収されますが、個人差が大きく遺伝的背景や代謝状態にも影響されます。このように食事から摂取するコレステロールは体内で作られるコレステロールの1/3~1/7 を占めるに過ぎません。

また、コレステロールを多く摂取すると肝臓でのコレステロール合成は減少し、逆に少なく摂取するとコレステロール合成は増加し、末梢への補給が一定に保たれるようにフィードバック機構が働くようになっています。

そのためコレステロール摂取量が直接血中総コレステロール値に反映されるわけではないため、上限値が撤廃されました。

 

 

コレステロールは身体によくないのか?

 

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前述した通り、コレステロールには非常に重要な働きがあり、適正量の摂取であれば身体にはプラスの影響が出ます。

よく筋肉を付けたり、競技パフォーマンスを上げる作用があるとして「ステロイドホルモン」という名前を聞くと思いますが、これはコレステロールを材料に作られており、ステロイドホルモンが不足すると全身の倦怠感なども感じるようになります。

アスリートにとっては致命的です。

(ちなみに、ドーピングで取り上げられているステロイドとは、このステロイドホルモンと同等あるいは強力な作用を持つ人工的に合成されたステロイドのことを指します。)

コレステロールに限らず、脂質の摂取が不足すると疲労の蓄積や貧血なども起こりパフォーマンスの低下にも繋がります。

女性アスリートであれば、生理不順や不妊症の危険性も高まってしまいます。

本来の正常な機能が働かないということは異常なことです。特に女性アスリートの場合、生理不順になることがトレーニングをしっかりしているというような認識を持っている方もまだまだおり、女性アスリートに対しての正しい知識の普及も必要なように感じます。

 

 

まとめ

 

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今回はコレステロールについてメインで書いていきましたが、脂質にも様々な種類があり、その性質をしっかりと知り、必要量をきちんと摂取することが大切になりますので、脂質にマイナスのイメージをお持ちの方はこれを機に脂質についても正しい知識を入れてみてください。

 

 

 

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