• (初回体験)ぼでぃドックお申込

交流分析と心の安定~福岡のパーソナルトレーナー兼心理カウンセラーの呟き~

 

こんにちは!

福岡市南区のパーソナルジムPBMパーソナルトレーナー兼心理カウンセラーの森澤です。

今日のテーマは「交流分析と心の安定」

このテーマでお話ししたいと思います。

ブログでは何度かお話ししたこともあるかもしれませんが、健康のためには心の安定は不可欠です。

WHOでも「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」と定義されています。

どうしても健康のためには運動・筋肉をつけるなど思いつくかもしれませんがそれだけのアプローチでは足りていないかもしれません。

以前のブログでもお伝えしたように、心の状態によって体に及ぼす反応が変わってきます。

今回も精神・心の面にふれて健康に近づくブログをご紹介します。

 

①交流分析とは

②ストローク

③構造分析

④さいごに

交流分析とは

交流分析という言葉を聞いたことはあるでしょうか?もしかしたら会社内の講習などで触れたことがある人もいるかもしれません。人間関係や個人の発達理解、組織開発などにも広く利用されています。

交流分析はエリック・バーン氏が提唱した理論で、人と人のやりとりの分析ともいわれています。

この目的は「人間の自律性の達成」であり、自己理解・自己洞察が得られるような構成になっています。

自己理解・自己洞察が得られるようなると人間関係も良好になってきます。それに伴い、メンタル面・心の安定にも繋がります。

これからご紹介するのは交流分析の基本概念となるものです。

ストローク

ストロークとは、人の存在を認める行為(行動や言動)のことをいいます。

ストロークには大きく2つに分けられます。

・タッチストローク

実際に身体的に接触すること

・認知的ストローク

言葉がけなど

 

さらに認知的ストロークも2つに分けられ

・肯定的な認知的ストローク

誉める、励ます、うなずく、微笑むなど

・否定的な認知的ストローク

叱咤する、にらむ、無視する、禁止するなど

 

提唱者のエリック・バーン氏は「人は誰しもストロークを求めて生きている」というほどストロークを重要視しています。

乳児期にはタッチストロークが不足すると発育不全を起こすといわれています。

現にエリクソン氏の提唱する発達理論では、乳児期には保護者など自分を世話してくれる人との間で、不安にさいなまれることなく自分が愛されているのだ、という実感を得る時期といわれています。

ここでスキンシップが不足すると、将来的に自分で自分を愛せないことになり、後の発達に大きく影響を与えます。

 

構造分析

構造分析では自我の状態を3つに分類し、構造分析を通して、個人の中でどの自我状態が優勢であるかを明らかにしていきます。(自我とは、現に表に出ている行動や言動、感情などを指します。)

この3つの自我状態とは、親(Parent)、大人(Adult)、子ども(Cild)であり、親と子どもには2種類存在します。

親(Parent)

・主として批判や避難を行う批判的な親の状態(CP:Critical Parent)

・主としてほめたり労わったりする養護的な親の状態(NP:Nurturing Parent)

 

大人(Adult)

・事実に基づいて冷静に物事を判断する自我状態

 

子ども(Child)

・両親のしつけの影響を受けていない、感情的、衝動的、自己中心的な子どもの状態(FC:Free Child)

・両親のしつけの影響を受けた部分で、両親の期待に沿った行動をする順応した子どもの状態(AC:Adapted Child)

これは相手によってどのタイプになるか、変わってきます。

40代の子どもを持つ社会人の場合

子どもと接するときは【CP】

上司と接するときは【AC】

というように様々なシーンにおいて自我状態を使いわけています。

 

自分にも自我状態があれば相手にも自我状態があるわけで、交流の際にうまくいっているパターンが【相補交流】です。

自分が《P》で相手を《C》として接していて、相手もその逆のように思い接している状態

これはお互いに求めている反応が合致している状態でストレスもさほどかからず交流ができている状態です。

「例」

親(P)「宿題を終わらせて遊びに行こうね」

子ども(C)「わかったよパパ!宿題するね」

 

お互いの自我状態が別々の方向に向かうことを【交差交流】といいます。

求めている反応とは別の反応が返ってくる交流です。これが続くとトラブルが起きる場合がありストレスを多く受けます。

「例」

部下「部長、これはこのように修正したほうがいいと思うのですが・・・」

部長「君は態度が横柄だね。僕の指示に従ってくれればいいんだよ。」

 

これを理解して、意識的に相手が3つのうちどれに分類するのか詳しく観察します。そうすることで人間関係とコミュニケーションが円滑にいき、心の安定が保てるでしょう。

 

 

さいごに

いかがだったでしょうか?

心の安定を得るためには「自律性の達成」が大切です。自律性の達成とは「自己理解・自己洞察」を深めること。

自己理解・自己洞察を深めるためには「ストローク」と「構造分析」を理解すること。

あなた自身は3つのタイプのうち、どの傾向にありますか?

あなたの身近な人は、あなたと会話するときにどのタイプになっていますか?

普段の生活の中で少しこれを頭において過ごしてみましょう。

すると今よりも心が安定するはずです。

 

福岡市南区の当パーソナルジムPBMではフィジカル面・栄養面・今回のように心理・メンタル面の多方向から健康をサポートしております。

福岡のパーソナルジムで健康を手に入れたい方は当パーソナルジムPBMまでご相談ください。

お問い合わせ