福岡市パーソナルトレーニングジム、Personal Body Management パーソナルトレーナーの中村治人です。いよいよ夏本番間近ですね。
連日の蒸し暑さに悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。
さて本日は夏本番を前にして、身体のチェックをしてみましょう。
そうメタボチェックです…( ゚Д゚)
<目次>
- メタボ=メタボリックシンドロームとは
- メタボの基準
- 健康運動指導士が伝える、脱メタボ!おなかをへこませたい
- 正しくダイエットをしよう
- 最後に
1.メタボ=メタボリックシンドロームとは
最近はコロナコロナ…で耳が痛くなりますが、コロナが流行る前はよくメタボという言葉を耳にしていた気がします。
メタボ=「メタボリックシンドローム」とは、
内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病態のことです。
e-ヘルスネット(https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic)より
語源は、代謝を意味する「Metabolic」と症候群を意味する「Syndrome」からきて来ている造語です。簡単に言うと体の代謝で問題が起こっているといった感じでしょうか。高血圧、脂質異常症、糖尿病などが代表される生活習慣病によって代謝機能のバランスが崩れてしまい、血管固くなってしまったり、血管の中に塊(≒プラーク)できたり、血液がドロドロであったりして、流れ妨げてしまいます。これにより命に係わる重大な事故が起きてしまいやすい状態がメタボリックシンドローム、メタボになります。
メタボは痩せればOK!?代謝の問題は体の中の問題
今回は医学的な考えをもとにしたブログ…というよりは、より浅く広く考えたいメタボ&ダイエットになります。メタボの方は必ずしも肥満というわけではありませんが、一般的には過体重による肥満体系の方が多いです。多く方が食生活に問題を抱えており、飲みすぎ食べ過ぎが原因であることがほとんどです。メタボは血管を傷つけています。これは上記のように心イベント=重大な事故を引きおこします。
昨今は糖質制限がダイエットの基盤になっていますが、糖質やカロリー制限を始めると体重はすぐに変化を起こして減っていきます。しかし、そのような状況の中、極端な食事制限や栄養バランスを無視した食生活だと、心イベントを引きおこす可能性は実はアップします。理由は、最低限必要な栄養が足りないので、血管の老化が進行するからです。体重は減りますが、命に係わる事故が起きやすくなるようなダイエットは控えたいところです。
メタボを意識した瞬間から、多くの方は体重を落とすことにフォーカスしていきますが、トータルで考え正しい減量ダイエットを行うことが大切なのではないかと思います。過多の部分を是正し、足りないものは増やすといった感じです。
2.メタボの基準は!?
では、まずメタボがどうかチェックしてみましょう!!
必須項目 | (内臓脂肪蓄積)ウエスト周囲径 | 男性 ≥ 85cm 女性 ≥ 90cm |
|
---|---|---|---|
内臓脂肪面積 男女ともに≥100cm2に相当 | |||
選択項目 3項目のうち 2項目以上 |
1 | 高トリグリセリド血症 かつ/または 低HDLコレステロール血症 |
≥ 150mg/dL < 40mg/dL |
2 | 収縮期(最大)血圧 かつ/または 拡張期(最小)血圧 |
≥ 130mmHg ≥ 85mmHg |
|
3 | 空腹時高血糖 | ≥ 110mg/dL |
日本の場合、必須項目に該当し、さらに選択項目の中から2項目以上該当した場合は、メタボの可能性があります。
雑感としてはウエストが絶対基準になるので、体重を落とすことで基準から脱することができるんだなと思いました。
皆さんはいかがでしたでしょうか?
3.健康運動指導士が伝える、脱メタボ!おなかをへこませたい!!
突然ですが、私は健康運動指導士の資格を有しています。この資格は生活習慣病予防を目的とした運動療法を実践するのに必要最低限の知識を有していることを証明しています。体重が増えメタボ体形の方は、身体を支えることに多くの負担がかかってしまいます。加齢とともに体力が低下していく中で、日常生活にで体重が増えている場合、関節が変形したり(変形性関節症)や筋筋膜性腰痛などを引きおこしやすくなります。プラスでそこに運動…となると、運動初心者の方には体への負担が大きくなるところがあります。もちろんこのような場合はパーソナルトレーニングは断然おすすめです(笑)しかし、今回はパーソナルトレーニングのお話が中心ではありません(;^_^A
上の評価からしても、メタボはおなかをへこませることで、メタボから脱する可能性は高いです。
おなかをへこませる=腹筋! と思われる方は多い思います。答えは△です。
この理由はメタボ体形にあります。結論から話すと、メタボの方はおなか周りから体重が落ちることは決まっているので、体重が増えすぎてお腹周りに脂肪がついている場合は、腹筋系のトレーニング<全身運動を行ったほうがはるかに効率がいいです。
一方、お腹をよりへこませたい、引き締めていきたいといったボディメイク(体づくり)においては、腹筋を鍛える必要はあります。ぜひパンプアップするまでトレーニングをお楽しみください♪
さて脱線しましたが、メタボはお腹から落ちるということですが、これは脂肪の役割に関係しています。
脂肪は本来の役割が、
①体温を守る
②緊急時のエネルギー源(エネルギーの貯蓄)
③衝撃から守る
にあります。この②の役割が溜まりすぎた状態がお腹が出ている状態になります。メタボでウエストが大きくなっているとはいえ、脂肪には重要な役割があり、過剰に摂取したカロリーをいつでも利用できるように体の中で保存している状態です。つまりダイエットに関しては余計なものということになります。さらに脂肪は皮膚下→内臓の周りの順番でについていきます。つまり落としはじめたら内臓脂肪→皮下脂肪の順で落ちていきます。内臓脂肪が増えた状態はとても危険です。しかし、ダイエットにしっかり取り組めば簡単に落ちていきます。
まとめましょう、メタボから脱却の場合は全身運動で内臓脂肪から落としていきましょう!
4.正しくダイエットをしよう
ここまで来たら、メタボ脱却の運動方法は大丈夫なのではないかと思います。しかし、やっかいなのは摂取カロリーをいかに抑えるかです。
お付き合いお酒が好きな方…
お酒を控えるることができますか?”(-“”-)”
お付き合いとかでお酒を避けれない方は多いのではないせしょうか。。。
私もビールは好きですが、350mlでおよそ150kcalです。
これを毎日2缶飲むとすると
300×30=9000kcal
体重1kg増える計算になります…
アルコールが入るとついつい食べ過ぎてしまうもの…
お酒はエンプティカロリーと言われ、栄養価のないカロリーです。ダイエットには余計になります。
先ほど述べたのように極端に栄養が偏ったり、カロリーの制限はやめましょう。逆に上手に食べながら痩せるといったイメージで行きたいところです。そのためには、空腹の時間を作ることが重要です。要は間食を控えましょうということですが、ダイエットには体の脂肪を日常のエネルギーとして使用する必要があります。そのためには、多少の炭水化物を摂取しなくてはなりません。お茶碗1/3ぐらいのごはんは朝昼は摂取してくださいね。夜は活動量が減るの炭水化物の必要性は下がります。
お付き合い等でお酒をやめることが難しい方は、日々の食生活を改善するほかありません。無理しすぎず
また3食に抑えることで内臓、特に腸を休ませることができます。脳腸相関といい、腸は第二の脳と例えられ、腸の状態によっては脳の活動へ影響を及ぼすと考えられています。詳しくはPBMのファスティングに関するコチラをご覧くださいね。
腸を休めることが、結果的に脂肪の燃焼を促すことができます。そこに定期的な運動を入れることで代謝を活性化させていきます。そのためには筋力トレーニングも必要です。有酸素運動は、行っているその時間はカロリーを消費しますが、筋力トレーニングの反応は運動後48~72時間反応(代謝の活性化)が続くと考えられています。
この筋力をトレーニングを最大効率に引き上げるためには、姿勢を整えると意外とわかりやすく効率的に行うことができます。正しい姿勢は関節が正しく働いていて成っています。PBMは姿勢に対してこだわりがあります。ダイエットを行う際にぜひ姿勢改善にも挑戦してみてはいかがでしょうか。
5.最後に
いかがでしたでしょうか。まずはみなさんもメタボ測定をご自身でやってみてはいかがでしょうか。直近の健康診断血液検査を参照くださいね。
メタボは命に係わる事故が起こる可能性がありますので、安全にダイエットを行っていく必要があります。運動強度や量はお客様の生活状況等で変わりますので、一度専門機関に相談することをお勧めします。また、血圧が高い状態が続いたり、血糖値のコントロールうまくいっていない場合はかかりつけ医へ相談の上運動をスタートすべきでしょう。
また、メタボ食生活の影響を大きく受けています、食生活の是正がダイエットにつながるのは間違いありません。しかし、なかなか理想通りにはいかないものです。要点を洗い出して可能な範囲で取り組むようにしてみてくださいね。
PBMではマンツーマンのパーソナルトレーニングに加えてお客様の身体の状況に合わせて最適なトレーニングご提案しています。また、姉妹店のWellness Station 楽Life をうまく利用することで継続的な運動を取り組み、プロのパーソナルトレーナーと相談しながら運動を進めていくことができます。いろいろなご要望に合わせて運動をご提案できますので、なにかお困りの際はお気軽にご連絡くださいね。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。